日本そろばん資料館

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日本そろばん資料館

日本そろばん資料館ホームページ別館・公式noteです。 日本そろばん資料館では国内外の珠算及び珠算教育に関する文献・資料・古そろばん等の収集及び保存、展示をしています。 日本そろばん資料館公式サイトはこちら→https://www.soroban.or.jp/museum/

マガジン

  • 動画で知ろう!そろばん

    日本そろばん資料館から発信している動画コンテンツをまとめています。

  • 所蔵資料セレクション

    当館の学芸員が選んだ所蔵資料をご紹介しています。 第1弾は珍しい古そろばんとして、形の珍しいそろばん10点をセレクト。 第2弾は全国各地の産地別にそろばんをセレクトしています。

  • 深掘り!そろばんの歴史

    日本そろばん資料館ホームページ「そろばんの歴史」に記載された歴史的トピックスを深く掘り下げるコラムです。

  • 新珠算用語集

    「珠算春秋 No.98」(2014年6月刊)に掲載された「珠算教育研究所編・新珠算用語集」に編集・修正を加えた記事です。項目ごとにA~Jまで全10種の記事にまとめています。 現代では目にすることの少ない用語も数多く含まれておりますが、時代や解釈によって差異があることをご了承いただいたうえで、貴重な歴史的資料としてお読みください。

  • そろばん雑記帳

    そろばんについての蘊蓄、数にまつわる雑学やよもやま話を集めています。

動画で知ろう!そろばん

日本そろばん資料館から発信している動画コンテンツをまとめています。

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【動画】谷先生のそろばん噺 割り算の九九を知ってますか?

日本そろばん資料館 谷 賢治 名誉学芸員による、そろばんの歴史や雑学の楽しいおしゃべりをお届けする動画シリーズです。 今回は割り算の九九についてのお話です。 現代のそろばんの算法では、割り算は「商除法」という筆算によく似た解き方でおこないますが、それ以外に「帰除法」という「割り算の九九(八算)」を使った解き方がありました。「二一天作五(にいちてんさくのご)」という割り算九九を聞いたことがある方、実際に帰除法で割り算を解いたことのある方も、いらっしゃるでしょう。 今回の「そろばん噺」では簡単な割り算の問題を、実際に割り算九九を使って解いています。「割り算九九を初めて知った」という方には一度見ただけでは難しいと思いますが、何度か繰り返し見れば、理解できるようになっています。 実際にご自身でやってみて、「昔はこんな算法があった」ということを知ってください。

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【動画】谷先生のそろばん噺 そろばんで簡単!「7で割れる数」

日本そろばん資料館 谷 賢治 名誉学芸員による、そろばんの歴史や雑学の楽しいおしゃべりをお届けする動画シリーズです。 今回はそろばんを使ってわかる「7で割れる数」についてのお話です。 2で割れる数、3で割れる数、4で割れる数……9で割れる数かどうかが、それぞれにすぐに分かる方法があるのですが、「7で割れる数」だけが少々やっかいなのです。それが、そろばんを使うと簡単に分かります。 10の補数を使った方法です。 7以外の数でもできるかどうか、ぜひ試してください。

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【動画】谷先生のそろばん噺 講釈「塵劫記」 ~油分け算を解いてみよう~

日本そろばん資料館 谷 賢治 名誉学芸員による、そろばんの歴史についての楽しいおしゃべりを毎月1本お届けする動画シリーズです。 今回は「塵劫記」第2弾、油分け算についてのお話です。 約400年前に吉田光由が著した「塵劫記」には、読む人の興味を引くように、実用的な問題、遊戯的な問題が数多く紹介されていました。 その中のひとつ「油分け算」は、大きさの違う枡を使って桶の油を2等分する、いわばパズル的な問題です。この問題を、塵劫記に載っているやり方で実際に解いてみましょう。

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【動画】谷先生のそろばん噺 講釈「塵劫記」 ~江戸時代のベストセラー~

日本そろばん資料館 谷 賢治 名誉学芸員による、そろばんの歴史についての楽しいおしゃべりを毎月1本お届けする動画シリーズです。 2024年の最初にお届けするのは、江戸時代に吉田光由が著した「塵劫記」についてのお話です。 「塵劫記」は最初に書かれたそろばんの教科書でもあり、日本の算数、数学教育の原点でもあります。1627年にこの本が出版されてから間もなく400年を迎えます。

所蔵資料セレクション

当館の学芸員が選んだ所蔵資料をご紹介しています。 第1弾は珍しい古そろばんとして、形の珍しいそろばん10点をセレクト。 第2弾は全国各地の産地別にそろばんをセレクトしています。

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全国各地のそろばん産地別の資料を紹介:大阪そろばん

「所蔵資料セレクション」として当館の学芸員が選んだ資料をご紹介します。 シリーズ第2弾は、かつて全国各地で作られていたそろばんの産地別セレクションです。 ①枠の組み方 ②裏板・裏小板の有無 ③桁の材質 ④鳩目の有無 ⑤代表的作者 ⑥その他 以上6つの観点から分類しています。 現在の大阪府で作られていた。 ①枠の組み方:斜め組み・金属枠を使用。 ②裏板・裏小板の有無:上枠と下枠にはめ込まれている。 ③桁の材質・割竹=削り竹。 ④鳩目:なし。⑤代表的作者:見当たらない。 ⑥

全国各地のそろばん産地別の資料を紹介:名古屋そろばん

「所蔵資料セレクション」として当館の学芸員が選んだ資料をご紹介します。 シリーズ第2弾は、かつて全国各地で作られていたそろばんの産地別セレクションです。 ①枠の組み方 ②裏板・裏小板の有無 ③桁の材質 ④鳩目の有無 ⑤代表的作者 ⑥その他 以上6つの観点から分類しています。 現在の愛知県で作られていた。 ①枠の組み方:斜め組み。 ②裏板・裏小板の有無:上枠と下枠に本指しではめ込まれている。 ③桁の材質:太めの割竹=削り竹。 ④鳩目:なし。 ⑤代表的作者:鈴木利吉。 ⑥そ

全国各地のそろばん産地別の資料を紹介:大津そろばん

「所蔵資料セレクション」として当館の学芸員が選んだ資料をご紹介します。 シリーズ第2弾は、かつて全国各地で作られていたそろばんの産地別セレクションです。 ①枠の組み方 ②裏板・裏小板の有無 ③桁の材質 ④鳩目の有無 ⑤代表的作者 ⑥その他 以上6つの観点から分類しています。 現在の滋賀県で作られていた。 ①枠の組み方:斜め組み。 ②裏板・裏小板の有無:上枠と下枠に本指しではめ込まれている。 ③桁の材質:割竹=細めの削り竹。 ④鳩目:なし。 ⑤代表的作者:片岡庄兵衛。 ⑥

全国各地のそろばん産地別の資料を紹介:京都そろばん

「所蔵資料セレクション」として当館の学芸員が選んだ資料をご紹介します。 シリーズ第2弾は、かつて全国各地で作られていたそろばんの産地別セレクションです。 ①枠の組み方 ②裏板・裏小板の有無 ③桁の材質 ④鳩目の有無 ⑤代表的作者 ⑥その他 以上6つの観点から分類しています。 現在の京都府で作られていた。 ①枠の組み方:斜め組み。 ②裏板・裏小板の有無:上枠と下枠に本指しではめ込まれている。 ③桁の材質:細めの割竹=削り竹。 ④鳩目:なし。 ⑤代表的作者:小谷平兵衛。 ⑥

深掘り!そろばんの歴史

日本そろばん資料館ホームページ「そろばんの歴史」に記載された歴史的トピックスを深く掘り下げるコラムです。

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明治維新の立役者・西郷隆盛はそろばんが得意だった

日本そろばん資料館ホームページ「そろばんの歴史」年表に記載されている歴史的トピックスを深く掘り下げます。 1968(明治1) • 西郷隆盛は若い頃そろばんが得意で数理に優れていたと言われている。 明治元年(慶応4年)は幕末明治維新の真っただ中、立役者のひとりである西郷隆盛も八面六臂の活躍をしていました。 その西郷どんは、実はそろばんが得意だったということをご存じですか? 西郷隆盛とそろばんについて、日本そろばん資料館学芸員・太田敏幸先生監修のコラムをお届けします。 1

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戦後の日米計算試合でそろばんが電動計算機に勝利

日本そろばん資料館ホームページ「そろばんの歴史」年表に記載されている歴史的トピックスを深く掘り下げます。 1946(昭和21) • 日本のそろばんとアメリカの電動計算機の計算試合がおこなわれ、そろばんが勝利した。 1946年11月に東京のアーニー・パイル劇場(接収中の東京宝塚劇場)で開催されたそろばんと電動計算機の日米計算試合について、日本そろばん資料館学芸員/珠算史研究学会会長・太田敏幸先生監修のコラムです。 そろばん代表は逓信省東京貯金局の松崎喜義氏、電動計算機代

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日本最古のそろばん「四兵衛重勝拝領算盤」について解説します

日本そろばん資料館ホームページ「そろばんの歴史」年表に記載されている歴史的トピックスを深く掘り下げます。 1591(天正19) • 豊臣秀吉から家臣・久野重勝がそろばんを拝領した。 「そろばんの歴史」年表に記載されている「拝領そろばん(四兵衛重勝拝領算盤)」は現存する日本最古のそろばんとして有名です。テレビのお宝鑑定番組でも取り上げられたことで、ご存じの方も多いでしょう。 この「拝領そろばん」の詳細と、1591年に作られた日本最古のものであることを特定した経緯と根拠につ

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新珠算用語集

「珠算春秋 No.98」(2014年6月刊)に掲載された「珠算教育研究所編・新珠算用語集」に編集・修正を加えた記事です。項目ごとにA~Jまで全10種の記事にまとめています。 現代では目にすることの少ない用語も数多く含まれておりますが、時代や解釈によって差異があることをご了承いただいたうえで、貴重な歴史的資料としてお読みください。

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そろばん用語集:A.そろばんについての基本的な用語

珠算教育研究所 「新珠算用語集」〈初出:「珠算春秋 No.98」2014年6月刊〉を編集したものです。 なお,年代や解釈によって用語には差異があることをご了承ください。 珠算(しゅざん) そろばんを使って行う計算のこと。 珠算の語は,2世紀ごろの数術記遺に積算(算木による計算)などいろいろな計算器具を記述した中にこの語が記されている。しかし,この珠算に用いたそろばんがどのような形をしていたかについては,いろいろな説がある。 その後,珠算という言葉は長期間,文献に出てこない

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そろばん用語集:B.そろばんに置く数についての用語

珠算教育研究所 「新珠算用語集」〈初出:「珠算春秋 No.98」2014年6月刊〉を編集したものです。 なお,年代や解釈によって用語には差異があることをご了承ください。 1.整数(せいすう) 個数を表すのに使われる数1,2,3,4,……を自然数といい,これに0を加えた0,1,2,3,4,……と-1,-2,-3,-4,……を整数という。つまり,正の整数と負の整数,0を総称して整数という。 2.小数(しょうすう) 0.23のように1に満たないはしたの部分を十進数によって表

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そろばん用語集:C.指の使い方・珠の動かし方についての用語

珠算教育研究所 「新珠算用語集」〈初出:「珠算春秋 No.98」2014年6月刊〉を編集したものです。 なお,年代や解釈によって用語には差異があることをご了承ください。 1.運指法(うんしほう) そろばんの珠を弾くのに,一指法と二指法がある。このような指の使い方を総称して運指法という。 また,二指法の場合,親指で一珠を上げる。人差し指で一珠を取るなどの指の使い方も運指法である。 2.一指法(いっしほう) そろばんの珠を弾くのに,人差し指1本を使う方法をいう。 3.二

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そろばん用語集:D.そろばんを使った加算・減算についての用語

珠算教育研究所 「新珠算用語集」〈初出:「珠算春秋 No.98」2014年6月刊〉を編集したものです。 なお,年代や解釈によって用語には差異があることをご了承ください。 1.加法(かほう)・加算(かさん)・足し算(たしざん) a+bの計算のこと。 2.加数(かすう) a+bの場合のbのこと。 3.被加数(ひかすう) a+bの場合のaのこと。 4.和(わ) a+b=cの場合のcのこと。 5.減法(げんぽう)・減算(げんさん)・引き算(ひきざん) a-bの計算

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そろばん雑記帳

そろばんについての蘊蓄、数にまつわる雑学やよもやま話を集めています。

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