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資料館にある常設展示していないそろばんのひとつをご紹介します

日頃から日本そろばん資料館の展示品を管理しているスタッフに、「見学に来られた方が目にする機会が無いものを資料館ホームページ公式noteで紹介できますか?」とリクエストしたところ、「こんなそろばんもあるんですよ」と、以下の記事をまとめてくれました。
そこで今回の「Staff News」は、資料館のメインスタッフによる秘蔵?のそろばんの紹介です。


日本そろばん資料館には展示されているそろばんや書籍以外にも数多くの資料を所蔵しております。
今回は、普段展示されていないそろばんにスポットを当てて、ご紹介したいと思います。

おそらく鉄製の金属そろばん、正面からの写真を撮ってみました。
13桁と比較的小さめのそろばんですが、手に持つとずっしりとかなりの重みを感じます。珠を弾く音も、木製のそろばん珠とは明らかに違います。 

側面の写真です。「全国珠算教育連盟」のマークと、「創立25周年記念」と刻印があります。
記念品として作成されたそろばんで、広く流通していたものではないようです。

一般的なそろばん(23桁・木製)と大きさを比較してみました。

まずは木製の一般的なそろばんの重さを量ってみます。
151グラムでした。

続いて金属そろばんの重さを量ってみます。
504グラム!
10桁も長い木製のそろばんとの比較ですが、なんと3倍以上の差がありました。

 日本そろばん資料館では展示しているそろばんに触れることもできます。
ぜひ実物の金属そろばんを弾いていただき、木製のそろばんとの違いを実感していただけたらと思います。
ご来館お待ちしております!